- Joined
- Jan 27, 2017
- Messages
- 402
- Reaction score
- 1,408
- Gender
- Hidden
- Country
-
The interview has THREE parts!
Unfortunately I had only seen the first, here are the others.
Unfortunately I had only seen the first, here are the others.
――エルザは? 真島:見切り発車のキャラでしたね。グレイとエルザはシリーズキャラクターのつもりだったんですよ。それが2人とも人気が出たもんだから、レギュラーに定着しちゃった。だからこそ、エルザはいちばん「読者に育ててもらったキャラ」っていう印象がありますね。読者と一緒に育っていったっていうか。
――強いですよね、ひたすら。 真島:エルザといえば「強い」キャラです。ある意味で僕が思い描く「強さ」の象徴みたいなキャラですね。そこが最大のアイデンティティかな。だからファンからも色んなリアクションがありましたよ。「エルザが負けるところなんて絶対に見たくない!」って人もいれば「エルザ強すぎ。たまには負けろ」っていう人もいて。
――女の子っぽい一面もありますよね。 真島:甘いものが好きとか、かわいい服が好きとか、僕自身もエルザのそういところに魅力を感じています。
――エルザのエピソードで思い出深いものは? 真島:大魔闘演武での「伏魔殿(パンデモニウム)」ですかね。エルザの強さがもっとも際立って描けた回のひとつだと思っていて、お気に入りです。読者からの評判もすごくいい回でした。エルザについては、お姉さんキャラっていう側面もあって、僕は昔からそういうキャラが好きなんです。
――初耳です。 真島:ずっと、子供のころからお姉さんって存在に憧れてたんですよね。だから、ああいうキャラを描く時は気合が入ります。『RAVE』のハルにお姉さんがいるのも、そういう理由からだったような覚えがあります。
――他のキャラについても聞きたいんですが、キャラ多すぎて……。強いてあとひとり、語るとすれば? 真島:ウェンディですかね。それまで僕の漫画には、ああいう小さくてかわいい戦士っていうキャラは出してなかったんですよ。で、いざ出してみたら、かわいくてかわいくて(笑)。自分で描いておいてなんだけど、すごく好きになったキャラですね。
――バトル漫画においては、ちょっと扱いづらそうな設定ですが。 真島:滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の設定がなかったら、モブみたいになっちゃってたかもしれないですね。もともと女性の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は、もう少し年上の設定だったんです。でもウェンディを出すことにした時に、もうこの設定を使うならここしかないって思い切って描きました。結果的には良かったです。
――ウェンディで思い出深いシーンは? 真島:エゼルとの戦いの終盤、ドラゴンフォースに覚醒するところかな。シャルルとの関係性も含めて、描きたかったことが描けたと思ってます。あそこは「死んじゃうんじゃないか」っていうヒキにもできたんです。でも、死なせないって決めていて、読者を混乱させるのが嫌で、無理やりメストが2人を助け出すっていうシーンまで入れました。
――ウェンディが傷つくことについて、色んな意見があったと思いますが。 真島:やっぱり見た目は小さい女の子ですから、拒否反応がある人はいたと思います。担当からも「やりすぎじゃないか」って言われたこともありますし。でも、ウェンディは守られるべき存在じゃなくて、戦士なので。戦士なら戦わなきゃいけないし、戦えば傷つくのは当然のことです。
――打ち合わせの際にもそう言ってましたね。 真島:ともに戦う仲間として、僕はウェンディを描きたかったんです。小さい女の子であっても、仲間である以上は仲間たちと一緒に傷つかなきゃ嘘になります。心は痛むんですけど、それはしょうがないことなんです。傷つくし、痛い目も見る。でもそれが仲間であるってことだと僕は思っているので。
――真島哲学ですね。 真島:そんなカッコイイもんじゃないですけど(笑)。そういう細かい「FTルール」みたいなものは、実は無数にありましたね。明確な言葉にはならないんだけど、FTを描いていく上で違えてはいけない決まり、空気感のようなもの。
――その空気、打ち合わせをするとわかりますね。 真島:全部じゃないかもしれないけど、ある程度は担当には伝わっていると思うんですよね。
――ネームをやっている時、何度か「あ、ここ信念の部分だ」って感じることはありました。読者だったころにはわからなかったけど。 真島:自分の中の決まりがあるから描き続けられた部分はあると思います。そこを崩して本当に「何でもあり」で描いてしまったら、こんなに長くは続けられませんでした。
――ウェンディの話は、そのわかりやすい一例ですね。 真島:こんなにちゃんと言葉にできるルールは珍しいんですよね。僕に限らず、多くの漫画家さんがそういう「空気」はもっていると思う。だから漫画家って面倒な人種だなって思うことありますよ。他人からみたらどうでもいいことに、すごくこだわっていたりする(笑)。信念で曲げられないことっていうか。
――当然そうあるべきだと思います。 ――いろんなキャラにいろんなファンがいましたね。 真島:漫画なんで、回によっては辛い思いをしたり負けるキャラもいて、そのキャラのファンからは怒られることも多かったです。「なんでグレイをこんな目に遭わせるんだ!」とかね。
――気にします? 真島:全体としての評判は受け止めますけど、ひとつひとつの声を拾って考え込む、ということはしないようにしていました。SNSをやっていないファンだっているだろうから、ここにいる人たちのことばかりを見ていてはいけないと。それは良い感想にしても批判的な感想にしても同じことですね。
――物語がファンの声に左右されることはない? 真島:ない、と言い切りたいですけど、どうなんでしょう。頭では切り分けているつもりでも、皮膚のどこかで受け付けちゃっていた部分もあるかもしれない。わからないですね。
――特に多かった意見とかありますか? 真島:カップリング論争は、見ている僕が驚くほど盛り上がることがありますね。でも、そこは特にファンの意見は取り入れないようにしました。申し訳ないけど、僕の中では全部決まっていたし、決まっていた通りに描き終えました。
――海外で異常な盛り上がりを見せました。 真島:ありがたいことに、FTは序盤の頃からもう海外で人気があるって聞かされていました。だからなるべくダジャレとか言葉遊びを減らして、フキダシも丸く描くようにしたんです。翻訳しやすいように。
――狙ってた? 真島:まさか! 自分でもいまだに驚いてますよ。いくつか「こういう理由で人気あるのかな」と思っていることはありますけど、到底分析しきれません。こればっかりは運が良かったとしか言いようがない。
――海外で受け入れられているなーって実感ありますか? 真島:Twitterのフォロワーに海外の方が多いので、そこで実感しますね。あと、海外wikiが充実してるんですよ。自分でも忘れそうな細かい設定とかちゃんと書いてあって。あれはね、ここだけの話、とてもありがたいです(笑)
――Twitterのフォロワー数は全漫画家の中で一番ですよね。100万人越え。 真島:ありがたいですね。はじめたのは大魔闘演武の頃だったんですよ。たまたまはじめた時期の人気が良くて、「すごい面白かったです!」っていう感想をたくさんもらえたんですね。で、根が単純な人間なんで「こいつは悪くないぞ」って気分が良くなっちゃって(笑)
――(笑) 真島:海外の方からのメッセージも多いので、翻訳ソフト使って何とか読んだり、たまに英語でツイートしたりしてます。あと、絵は全世界共通だから、ラクガキが多いのも海外のファンは喜んでくれてるんじゃないかな。
――たしかに。 次は「ページ3」へ!
© 講談社
――強いですよね、ひたすら。 真島:エルザといえば「強い」キャラです。ある意味で僕が思い描く「強さ」の象徴みたいなキャラですね。そこが最大のアイデンティティかな。だからファンからも色んなリアクションがありましたよ。「エルザが負けるところなんて絶対に見たくない!」って人もいれば「エルザ強すぎ。たまには負けろ」っていう人もいて。
――女の子っぽい一面もありますよね。 真島:甘いものが好きとか、かわいい服が好きとか、僕自身もエルザのそういところに魅力を感じています。
――エルザのエピソードで思い出深いものは? 真島:大魔闘演武での「伏魔殿(パンデモニウム)」ですかね。エルザの強さがもっとも際立って描けた回のひとつだと思っていて、お気に入りです。読者からの評判もすごくいい回でした。エルザについては、お姉さんキャラっていう側面もあって、僕は昔からそういうキャラが好きなんです。
――初耳です。 真島:ずっと、子供のころからお姉さんって存在に憧れてたんですよね。だから、ああいうキャラを描く時は気合が入ります。『RAVE』のハルにお姉さんがいるのも、そういう理由からだったような覚えがあります。
――他のキャラについても聞きたいんですが、キャラ多すぎて……。強いてあとひとり、語るとすれば? 真島:ウェンディですかね。それまで僕の漫画には、ああいう小さくてかわいい戦士っていうキャラは出してなかったんですよ。で、いざ出してみたら、かわいくてかわいくて(笑)。自分で描いておいてなんだけど、すごく好きになったキャラですね。
――バトル漫画においては、ちょっと扱いづらそうな設定ですが。 真島:滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の設定がなかったら、モブみたいになっちゃってたかもしれないですね。もともと女性の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は、もう少し年上の設定だったんです。でもウェンディを出すことにした時に、もうこの設定を使うならここしかないって思い切って描きました。結果的には良かったです。
――ウェンディで思い出深いシーンは? 真島:エゼルとの戦いの終盤、ドラゴンフォースに覚醒するところかな。シャルルとの関係性も含めて、描きたかったことが描けたと思ってます。あそこは「死んじゃうんじゃないか」っていうヒキにもできたんです。でも、死なせないって決めていて、読者を混乱させるのが嫌で、無理やりメストが2人を助け出すっていうシーンまで入れました。
――ウェンディが傷つくことについて、色んな意見があったと思いますが。 真島:やっぱり見た目は小さい女の子ですから、拒否反応がある人はいたと思います。担当からも「やりすぎじゃないか」って言われたこともありますし。でも、ウェンディは守られるべき存在じゃなくて、戦士なので。戦士なら戦わなきゃいけないし、戦えば傷つくのは当然のことです。
――打ち合わせの際にもそう言ってましたね。 真島:ともに戦う仲間として、僕はウェンディを描きたかったんです。小さい女の子であっても、仲間である以上は仲間たちと一緒に傷つかなきゃ嘘になります。心は痛むんですけど、それはしょうがないことなんです。傷つくし、痛い目も見る。でもそれが仲間であるってことだと僕は思っているので。
――真島哲学ですね。 真島:そんなカッコイイもんじゃないですけど(笑)。そういう細かい「FTルール」みたいなものは、実は無数にありましたね。明確な言葉にはならないんだけど、FTを描いていく上で違えてはいけない決まり、空気感のようなもの。
――その空気、打ち合わせをするとわかりますね。 真島:全部じゃないかもしれないけど、ある程度は担当には伝わっていると思うんですよね。
――ネームをやっている時、何度か「あ、ここ信念の部分だ」って感じることはありました。読者だったころにはわからなかったけど。 真島:自分の中の決まりがあるから描き続けられた部分はあると思います。そこを崩して本当に「何でもあり」で描いてしまったら、こんなに長くは続けられませんでした。
――ウェンディの話は、そのわかりやすい一例ですね。 真島:こんなにちゃんと言葉にできるルールは珍しいんですよね。僕に限らず、多くの漫画家さんがそういう「空気」はもっていると思う。だから漫画家って面倒な人種だなって思うことありますよ。他人からみたらどうでもいいことに、すごくこだわっていたりする(笑)。信念で曲げられないことっていうか。
――当然そうあるべきだと思います。 ――いろんなキャラにいろんなファンがいましたね。 真島:漫画なんで、回によっては辛い思いをしたり負けるキャラもいて、そのキャラのファンからは怒られることも多かったです。「なんでグレイをこんな目に遭わせるんだ!」とかね。
――気にします? 真島:全体としての評判は受け止めますけど、ひとつひとつの声を拾って考え込む、ということはしないようにしていました。SNSをやっていないファンだっているだろうから、ここにいる人たちのことばかりを見ていてはいけないと。それは良い感想にしても批判的な感想にしても同じことですね。
――物語がファンの声に左右されることはない? 真島:ない、と言い切りたいですけど、どうなんでしょう。頭では切り分けているつもりでも、皮膚のどこかで受け付けちゃっていた部分もあるかもしれない。わからないですね。
――特に多かった意見とかありますか? 真島:カップリング論争は、見ている僕が驚くほど盛り上がることがありますね。でも、そこは特にファンの意見は取り入れないようにしました。申し訳ないけど、僕の中では全部決まっていたし、決まっていた通りに描き終えました。
――海外で異常な盛り上がりを見せました。 真島:ありがたいことに、FTは序盤の頃からもう海外で人気があるって聞かされていました。だからなるべくダジャレとか言葉遊びを減らして、フキダシも丸く描くようにしたんです。翻訳しやすいように。
――狙ってた? 真島:まさか! 自分でもいまだに驚いてますよ。いくつか「こういう理由で人気あるのかな」と思っていることはありますけど、到底分析しきれません。こればっかりは運が良かったとしか言いようがない。
――海外で受け入れられているなーって実感ありますか? 真島:Twitterのフォロワーに海外の方が多いので、そこで実感しますね。あと、海外wikiが充実してるんですよ。自分でも忘れそうな細かい設定とかちゃんと書いてあって。あれはね、ここだけの話、とてもありがたいです(笑)
――Twitterのフォロワー数は全漫画家の中で一番ですよね。100万人越え。 真島:ありがたいですね。はじめたのは大魔闘演武の頃だったんですよ。たまたまはじめた時期の人気が良くて、「すごい面白かったです!」っていう感想をたくさんもらえたんですね。で、根が単純な人間なんで「こいつは悪くないぞ」って気分が良くなっちゃって(笑)
――(笑) 真島:海外の方からのメッセージも多いので、翻訳ソフト使って何とか読んだり、たまに英語でツイートしたりしてます。あと、絵は全世界共通だから、ラクガキが多いのも海外のファンは喜んでくれてるんじゃないかな。
――たしかに。 次は「ページ3」へ!
© 講談社
――真島さんは、プロットの打ち合わせはしませんよね。 真島:僕の場合はいきなりネームを読んでもらいますね。マガジンでは一般的には「下打ち」、「どういうネームを描くか」っていう打ち合わせをすると思うんですが、僕は『RAVE』の初期から全部ネームです。
――それは、どうしてですか? 真島:プロットが決まってないとネームが描けないっていう作家さんも多いんですが、僕は逆にプロットが決まっているとネームが描けなくなるんですよね。自由度が失われるというか。それが嫌だったので、「面白くなかったら何度ボツにしてくれてもいいんで、ネームだけで打ち合わせをさせてください」って担当に申し出たんです。いま思うと生意気な若造ですね(笑)。
――でも結果、面白い漫画になってる。 真島:はじめのころは本当にボツが多かったですけどね(笑)
――『RAVE』の頃と『FAIRY TAIL』になって、変わったことありますか? 真島:より強く読者の存在を意識するようになりました。昔は自分の描きたいものだけ描いて、それで喜んでくれる読者がいればそれでいいやって思っていました。そこを担当に補強してもらってたって感じですね。「ここはこう描きたいのかもしれないけど、読者はこうした方が喜ぶと思うよ」って。
――今は? 真島:担当に言われるより前に、まず自分自身が読者を喜ばせたいって思うようになりました。でもね、僕は結局のところ幸せな作家で、自分が描きたいと思っているものとマガジンの読者が読みたいと思っているものが、それほど離れてなかったんだと思います。だから自分を殺して読者のために描いている、と思って漫画を描いたことはないですね。漫画を描くのはいつだって楽しいですよ。
――よく出張に行かれていました。 真島:海外も国内も、ずいぶん回らせてもらいました。そのたびに現地のファンの方が歓迎してくれて、ありがたい限りでした。
――過密スケジュールの中でよく回数を重ねられましたね。 真島:旅行が好きってわけでもないんですけどね。地方でサイン会とか海外でイベントって言われると「そういうことなら行くかー」くらいの気分で行ってました。仕事が終わらなくて現地のホテルに原稿持ち込んで、部屋でひとりでカリカリ描いているときもありましたけど(笑)
――一緒に行った沖縄出張の時もそうでしたね。 真島:そうでしたね。でも沖縄出張は楽しかったなあ。サイン会にも、たくさんの人が来てくれたし。 ――真島さん、ずっと不安がってましたもんね。昼食のソーキそば食べながら「ファンは来てくれるんだろうか……」って。僕ら全員「来てくれるに決まってますよ!」って言うんだけど、真島さんだけ「そうかなあ、来てくれるかなあ」って(笑) 真島:サイン会の前にはたまに不安になるんですよ! いざ会場に行ってみたら人がぜんぜん集まってなくて、ポツーンって僕ひとり椅子に座ることになるんじゃないかって。ありがたいことに、そんなことになったサイン会は一度もないんですけど。
――そりゃそうですよ(笑)。真島さん、顔バレしませんか? 真島:たまにしますね。ただ、芸能人みたいに、しょっちゅうテレビに出たりしているわけじゃないんで、ほとんどないですよ。編集長と食事に行った時にバレちゃったりすることはありました。
――会話を聞くとわかりますよね。マガジンの話ばっかりしてるから。
――連載中は、2週連続一挙3話、4週連続一挙2話、5誌出張掲載、2誌同時連載などなど、色んなチャレンジをしていただきました。やり残したことはありますか? 真島:いやー、思いつかないです。本当に色んなことをさせてもらって。楽しかったです。
――そのバイタリティ、どこから湧いてくるんでしょう? 真島:目立たなきゃいけないと思うんですよ。漫画家はもっともっと目立ちたいと思うべきだと。それは雑誌の中でもそうですし、雑誌以外の部分でもそうです。じゃなきゃ生き残れない世界だと思っているんで、それで僕は必死なんです。今後も目立てる機会をいただけるんなら思いっきり目立っていきたいと思ってます! ――そうは言っても、辛かった仕事はあるのでは? 真島:強いて言うなら、ライバルでの同時連載の時ですかね。『モンスターハンターオラージュ』というコミカライズ作品を描かせてもらっていたんですが、ちょうど「FT」でもバトル・オブ・フェアリーテイル編を連載していた時期で、原稿の密度が飛躍的に上がっちゃったんですよね。ライバルの方では巨大モンスターや武具の描きこみが多くて、「FT」本編ではキャラが一気に増えた上に街中でのバトルなんで背景もたくさん入ってきちゃって。
――聞くだに恐ろしい状況ですね。 真島:同時連載は二度とやらない、と思ったんですけど、結局『FT ZERO』の時にまたやることになりました。ただ、あの時はそこまで大変じゃなかったです。キャラの数が絞られてましたし、何よりFTの世界観だったので好き勝手に描けましたし。
――一挙数話はどうです? 真島:ああいうのは準備期間をちゃんともらえるんで、実はそこまで大変じゃないんですよ。一週間で2話分描いているわけじゃなくて、計画的に少しずつ描き溜めしてるだけなので。ただ、あれやるたびに担当が悪く言われるのは、ちょっと心が痛いです(笑)。「また編集が真島のストック原稿を奪っていったぞ!」とか言われて。
――半分くらい事実だから仕方ないですね(笑)。ゲーム休暇はゲーム休暇でまた別に描き溜めしますね。 真島:そうそう。大好きなゲームの発売日が決まったら、そこから準備して1週分ストックを作るんです。担当にもちゃんと宣言してね。ある日、僕が突然2話分のネームを持ってきて、ある日突然2話分の原稿が届くっていう。
――休むって選択肢がないのがすごい。 真島:今でこそ担当も理解してくれてますけど、最初に「ゲームやりたいんで1週分、ネームと原稿を先行させたいんです」って申し出た時は「へ?」って顔されました。「へ?」って。すごい高い声で聞き返された(笑)。
――そりゃそうですよ。発想としてないですもん、こちらには。 真島:でも今では当たり前のように受け入れてくれるんで、好きなゲームは思いっきり楽しめてます。 ――次回作の構想は? 真島:ちょこちょこ考えてますけど、少し休みます。担当からも絶対に人間ドックに行くようにって言われてますし、最近は休むことも仕事のうちだと自分に言い聞かせてます。
――休めます? 真島:完全には……無理ですね。いろいろね、作品が終わってもやることはあるから。それでも週に20ページ描いてる分がなくなれば、何もかもが全然変わってくる。11年ぶりに、ゆっくりしようかなって思ってます。思ってます、が。
――が? 真島:編集長が毎週のように「新連載……なるべく早く……」って(笑)
――呪文のように(笑) 真島:そうそう(笑)。でも真面目な話、そう言ってもらえるうちが華なんで、次回も面白い漫画を描けるように頑張ります。良ければ次回作も応援してもらえると嬉しいです!
――11年間、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました! 真島:こちらこそ、ありがとうございました。またいつか、次の作品で! ここまでお読み頂き、ありがとうございました!!!
© 講談社
――それは、どうしてですか? 真島:プロットが決まってないとネームが描けないっていう作家さんも多いんですが、僕は逆にプロットが決まっているとネームが描けなくなるんですよね。自由度が失われるというか。それが嫌だったので、「面白くなかったら何度ボツにしてくれてもいいんで、ネームだけで打ち合わせをさせてください」って担当に申し出たんです。いま思うと生意気な若造ですね(笑)。
――でも結果、面白い漫画になってる。 真島:はじめのころは本当にボツが多かったですけどね(笑)
――『RAVE』の頃と『FAIRY TAIL』になって、変わったことありますか? 真島:より強く読者の存在を意識するようになりました。昔は自分の描きたいものだけ描いて、それで喜んでくれる読者がいればそれでいいやって思っていました。そこを担当に補強してもらってたって感じですね。「ここはこう描きたいのかもしれないけど、読者はこうした方が喜ぶと思うよ」って。
――今は? 真島:担当に言われるより前に、まず自分自身が読者を喜ばせたいって思うようになりました。でもね、僕は結局のところ幸せな作家で、自分が描きたいと思っているものとマガジンの読者が読みたいと思っているものが、それほど離れてなかったんだと思います。だから自分を殺して読者のために描いている、と思って漫画を描いたことはないですね。漫画を描くのはいつだって楽しいですよ。
――よく出張に行かれていました。 真島:海外も国内も、ずいぶん回らせてもらいました。そのたびに現地のファンの方が歓迎してくれて、ありがたい限りでした。
――過密スケジュールの中でよく回数を重ねられましたね。 真島:旅行が好きってわけでもないんですけどね。地方でサイン会とか海外でイベントって言われると「そういうことなら行くかー」くらいの気分で行ってました。仕事が終わらなくて現地のホテルに原稿持ち込んで、部屋でひとりでカリカリ描いているときもありましたけど(笑)
――一緒に行った沖縄出張の時もそうでしたね。 真島:そうでしたね。でも沖縄出張は楽しかったなあ。サイン会にも、たくさんの人が来てくれたし。 ――真島さん、ずっと不安がってましたもんね。昼食のソーキそば食べながら「ファンは来てくれるんだろうか……」って。僕ら全員「来てくれるに決まってますよ!」って言うんだけど、真島さんだけ「そうかなあ、来てくれるかなあ」って(笑) 真島:サイン会の前にはたまに不安になるんですよ! いざ会場に行ってみたら人がぜんぜん集まってなくて、ポツーンって僕ひとり椅子に座ることになるんじゃないかって。ありがたいことに、そんなことになったサイン会は一度もないんですけど。
――そりゃそうですよ(笑)。真島さん、顔バレしませんか? 真島:たまにしますね。ただ、芸能人みたいに、しょっちゅうテレビに出たりしているわけじゃないんで、ほとんどないですよ。編集長と食事に行った時にバレちゃったりすることはありました。
――会話を聞くとわかりますよね。マガジンの話ばっかりしてるから。
――連載中は、2週連続一挙3話、4週連続一挙2話、5誌出張掲載、2誌同時連載などなど、色んなチャレンジをしていただきました。やり残したことはありますか? 真島:いやー、思いつかないです。本当に色んなことをさせてもらって。楽しかったです。
――そのバイタリティ、どこから湧いてくるんでしょう? 真島:目立たなきゃいけないと思うんですよ。漫画家はもっともっと目立ちたいと思うべきだと。それは雑誌の中でもそうですし、雑誌以外の部分でもそうです。じゃなきゃ生き残れない世界だと思っているんで、それで僕は必死なんです。今後も目立てる機会をいただけるんなら思いっきり目立っていきたいと思ってます! ――そうは言っても、辛かった仕事はあるのでは? 真島:強いて言うなら、ライバルでの同時連載の時ですかね。『モンスターハンターオラージュ』というコミカライズ作品を描かせてもらっていたんですが、ちょうど「FT」でもバトル・オブ・フェアリーテイル編を連載していた時期で、原稿の密度が飛躍的に上がっちゃったんですよね。ライバルの方では巨大モンスターや武具の描きこみが多くて、「FT」本編ではキャラが一気に増えた上に街中でのバトルなんで背景もたくさん入ってきちゃって。
――聞くだに恐ろしい状況ですね。 真島:同時連載は二度とやらない、と思ったんですけど、結局『FT ZERO』の時にまたやることになりました。ただ、あの時はそこまで大変じゃなかったです。キャラの数が絞られてましたし、何よりFTの世界観だったので好き勝手に描けましたし。
――一挙数話はどうです? 真島:ああいうのは準備期間をちゃんともらえるんで、実はそこまで大変じゃないんですよ。一週間で2話分描いているわけじゃなくて、計画的に少しずつ描き溜めしてるだけなので。ただ、あれやるたびに担当が悪く言われるのは、ちょっと心が痛いです(笑)。「また編集が真島のストック原稿を奪っていったぞ!」とか言われて。
――半分くらい事実だから仕方ないですね(笑)。ゲーム休暇はゲーム休暇でまた別に描き溜めしますね。 真島:そうそう。大好きなゲームの発売日が決まったら、そこから準備して1週分ストックを作るんです。担当にもちゃんと宣言してね。ある日、僕が突然2話分のネームを持ってきて、ある日突然2話分の原稿が届くっていう。
――休むって選択肢がないのがすごい。 真島:今でこそ担当も理解してくれてますけど、最初に「ゲームやりたいんで1週分、ネームと原稿を先行させたいんです」って申し出た時は「へ?」って顔されました。「へ?」って。すごい高い声で聞き返された(笑)。
――そりゃそうですよ。発想としてないですもん、こちらには。 真島:でも今では当たり前のように受け入れてくれるんで、好きなゲームは思いっきり楽しめてます。 ――次回作の構想は? 真島:ちょこちょこ考えてますけど、少し休みます。担当からも絶対に人間ドックに行くようにって言われてますし、最近は休むことも仕事のうちだと自分に言い聞かせてます。
――休めます? 真島:完全には……無理ですね。いろいろね、作品が終わってもやることはあるから。それでも週に20ページ描いてる分がなくなれば、何もかもが全然変わってくる。11年ぶりに、ゆっくりしようかなって思ってます。思ってます、が。
――が? 真島:編集長が毎週のように「新連載……なるべく早く……」って(笑)
――呪文のように(笑) 真島:そうそう(笑)。でも真面目な話、そう言ってもらえるうちが華なんで、次回も面白い漫画を描けるように頑張ります。良ければ次回作も応援してもらえると嬉しいです!
――11年間、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました! 真島:こちらこそ、ありがとうございました。またいつか、次の作品で! ここまでお読み頂き、ありがとうございました!!!
© 講談社

. If Wendy was older than that means she would of been used for fanservice like Lucy and Erza, good thing that didn't happen. Plus I liked how she was a adolescent compared to everyone in Team Natsu, sort of fills out the team with all teenagers closing in on adulthood.