Nurarihyon no Mago 97

０１
『なんじゃ』『”孫”もいたのか』

『決して”子”が成せぬ呪いをかけたはずじゃが？』
☆よみがえる忌しき記憶・・・！！

『そうかーー　また人と交わったのか・・・』『口おしや・・・　どこまでもよめぬ血よ・・・』

『ぬらりひょんの・・・孫か・・・』

０２ー０３
『しかし決して狐の呪いは消えぬ』
ぬらりひょんの孫
第九十七幕　悪夢
☆それは記憶の奥より　こだまする呪いの囁き

『血が必ず絶えてもらう』『にくき　ぬらりひょんの血・・・・・・』

０４
『リクオ』『逃げろおお』

『逃げろ　リクオ・・・』

『逃げろ・・・』

『闇から逃げろ・・・』
「ーーー誰？」

「お父さんを刺したのは誰？」

０５
『ハッ』『ハッ』『ハッ』

『しく』『しく』

【しく　しく】
「誰？」

「お母さんを」「かなしみせてるのはーー誰？」

『お前は・・・　｜　土蜘蛛・・・・・・！』

０６
『土蜘』『蛛ぉおおおおっ』

「オレは」「ぬらりひょんの血を継ぐ者ーーーー！！」

『おおおおおお』
「認識をズラして」「畏を断つ！！」

０７
「届かない」

「なんでーー」「かわして　かわして・・・　ふところに入り込む」

「刃をふりぬいても」「こいつにはーー　何も届かない」

『なんで届かないんだよ』『なんで・・・なんでだよ！？』

０８
『はっ』

０９
『牛鬼・・・・・・！』

『ここ・・・どこだ』『みんなは・・・？　ボクはどーなってしまったんだ？』

『私が運んだんだ　リクオ・・・』

『どこへ行く　リクオ』

『土蜘蛛を倒しに行く！！』『時間が無いんだ！　氷麗を助けに行かなきゃ！！』

１０

１１
『今のお前では無理だ』

『百鬼夜行配下の者の畏に』『気圧されるようではな』

１２
『う・・・　｜　うう・・・・・・・・・』
「こ・・・　これは・・・」

『奴良組を率いる者は決して負けてはならんのだ』
「牛鬼の」「畏・・・・・・！？」

１３
『ハァ　｜　ハァ』

『かわして・・・　そしてどうする』

『え・・・』

『リクオ』『お前は遠野に行き・・・　”自分”をより理解できたようだな』

１４
『だが”ぬらりひょん（おまえ）”という妖の本質は』『そ・こ・ま・で・なのだ』

「・・・・・・！？」

『畏を断ちふところに入ることは可能』『そ・こ・ま・で・が能力』

『え・・・』『どう・・・いう・・・』

１５
『ハァ・・・　ハァ・・・』
『リクオ・・・　お前はここ数か月でたしかに強くなった　｜　しかし京ではそ・れ・では足りんのだ』

『お前自身の刃を届かせるために』『お前にはやらなばならん事が二つある・・・』

『時間が無いのならば三日だ』『その間に・・・ぬらりひょん（じぶん）より強くなれ』

『・・・・・・』『自分より・・・　強くなる・・・・・・？』

『い・・・　｜　一体何のこと・・・！？』

『牛鬼・・・』

１６
『口で言っても伝わらん』

『実践あるのみだ』

１７
『！？』
「誰だ・・・？」
『そうだな・・・』『リクオよ刀を抜け百機の主たるびき”業”を三日の内に手に入れるのだ・・・』

「業・・・？」

『業・・・！？』『”業”って何だよ！？　牛鬼！？』

１８
『刀を抜け　リクオ』

１９
「なん・・・だ」「牛鬼・・・　前と・・・　全然違う・・・・・・　これが牛鬼の本当のー」

『己を』『超えてみろ　リクオ！！』
☆牛鬼の問いに　リクオは・・・！？

・・・第九十七幕／おわり
次号、連載２周年記念　表紙＆巻頭カラーで迫熱（はくねつ）