Code:Breaker 62

０１
『王子殿が元「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」！？　敵だったとーー！？』
平家の爆弾発言！！　王子の波乱万丈な過去！！

ＣＯＤＥ：ＢＲＥＡＫＥＲ
ｃｏｄｅ：６２　影向の守護者

『そ・・それは本当なのですか！？』
『・・・・』

０２
『・・・・ああ本当だ』

『な・・・・』
『・・・・』

『許せませんね　そんなあなたが「コード：ブレイカー」を名乗ることが・・・・　消えて頂きたい私達の前から』

『・・・・コイツ』

『コイツと・・・・　お前　コイツと一緒にいたってことだよな・・・・』

『ねーちゃんを殺した　虹次（コイツ）と・・・・』

０３
『やめろ刻（トキ）　「存在しない者（コード：ブレイカー）」は過去を捨てた者それ以上の詮索はーーー・・』

『答えろ！！』

『・・・・ 虹次はかつて同じ志を持った仲間・・・・』『もっとも信頼した同志だった』

『ふざけっ・・・・』
『刻（トキ）！！』

『離せ　バカ！！　こんな奴　かばってんじゃねーよ！！』
『ちょ・・・・』

０４
『それとも何か！？　大神　同じ元・悪（クズ）のお前はコイツの気持ちがわかるってか！？　｜　あーそうだよな！！　そもそもお前は　｜　親殺し・・・・』

『遊騎君っ・・・・！！』

『どいつもこいつもさっきからガタガタとやかましいわ　｜　オレらは今「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」を斃す目的の為だけにここに一緒におる』『各々がどんな奴やろうと関係あらへんやろ？』

０５
『・・・・友達でもないのに』『私情挟んでケンカなんぞする必要あらへんわアホらしい』

『ゆ・・・・　遊騎君・・・・』
『平家（にばん）もいつも王子（ごばん）にばっかあたり強すぎやで全部お前の大好きな”エデン”の決めたことやろ』

『・・・・平家（にばん）！！』

『ちっ！！』

『大神と王子テメエら二人　二度とオレの前にツラ見せんじゃねーぞ』

『刻（トキ）く・・・・』『あ・・・・　ちょっ！？　みんな・・・・』

『・・・・』『なぜ　みんな　わかりあおうとしないのだ・・・・』

０６
『・・・・あんたには関係ないことだ　桜小路　首つっこむんじゃねーぞ』
『あ・・・・　王子殿っ！！』

「・・・・やぶってそしてまたつなげた写真」

「王子殿はなぜ『コード：ブレイカー』に？」
「さあ・・・・　なんでだろうな」
『・・・・王子殿はなぜ「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」を抜け「コード：ブレイカー」に？』

『一つだけ確かなことは八王子君はこうなることもすべて覚悟の上で今ここにいるってことだよ　桜小路さん』

『・・・・会長』

『・・・・刻（トキ）君！？』

０７
『クソッ』

『・・・・ぼうや？　こんな時間に迷子かな？』

『やーん　この子見てカワイイ！！』
『ハーワ！？　ハーワよね！？』
『エ！？』
『お母さんは？』
『なんならお姉サン家来ちゃう？』
『え・・・・　ええと・・・・』

『よろこんデ♡　お姉サン家連れてって〜〜』

『ロスト中（子供の時間）だからと心配して来てみれば・・・・』
『あ・・あれ！？　桜チャン！？』

０７
『心配してきてくれたノ？　さすが桜チャンやさシー　｜　桜チャンが添い寝してくれたらオレ　すぐ元気になっチャウ・・・・』
『・・・・』
『あ　大神』

『夜の外出のお仕置きはそのへんで・・・・』

『二度とツラ見せんなっつったダロ』

『てめーのツラ見にきたワケじゃねーよ』

『おい　もう　ケンカは・・・・・・』
『あなたこそ夜中に外出などしないでください　｜　ロスト中は歩くのもままならないのに珍種の観察をする見にも・・・・』

『！？』

０９
『！！』

『な・・・・！？』
『火事だーー！！』
『早く！！　｜　消火だ　消火！！』

『た・・大変なのだ！！』
『ボヤだろ？　対したことねージャンじゃあオレ行くから誰もついてくんじゃネーヨ』

『と・・・・　刻（トキ）くん・・・・』

【ＬＰガスセンター】

『刻（トキ）君！！　危ない！！』

１０
『大変だ！！』
『何人カ巻き込まれたぞ！！』

『・・・・ん』

１１
『う・・・・』

『な・・なんだ！？　この・・・・　黒き空間は！？』
「ここだけ炎も爆風も届いてない！？」

「この黒き空間が炎や爆風の新入を遮っている！？」

『私達は・・・・　この黒き空間に護られたのか？』
『・・・・・・』

１２
『・・・・わかってんだろーな　刻（トキ）　今のはただの爆発じゃない狙いはお前だ　｜　そして今お前を護ったのはーーー・・』
『え・・・・！？』
『・・・・』

『と・・・・　刻（トキ）君！！』

『・・・・ちっしくじゃったか・・・・』

『しかも誰一人死んでねえ・・・・　｜　何より刻（トキ）が死んでねえ・・・・！！』『まあいい　次こそ兄・仙堂竜一の仇「コード：ブレイカー」刻（トキ）を斃し　その首を土産に弟のオレ様龍二が　｜　必ず「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」になってやる・・・・』

『・・・・なんだ仙堂とやら　お前「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」になりたいのか』

１３
『な・・・・　何者だ！？』『「コード：ブレイカー」だよ　なあ仙堂なぜ刻（トキ）を斃すと「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」になれるんだ？』

『知らんのか！？　瘢痕の「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」虹次が刻（トキ）を殺し損ねたのさ！！』『その刻（トキ）をオレ様が斃せばきっと「探シもの」はオレ様を「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」に・・・・』

『ムリだな「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」はその所業に確固たる覚悟を持っている者達』『お前には荷が重かろうあきらめな』

『知った口を！！　まずはキサマが死ぬがいい！！』

『「引火」！！』

『はははは！！　大したことねーな「コード：ブレイカー」！！　｜　キサマ如きではオレ様の殺人３６人め記念もつまらぬものに・・・・』

１４
『な・・・・！？　オ・・オレ様の「引火」が遮られて・・・・』

『この程度の異能しか使えないお前に・・・・』

『私は斃せないな』

『なに！？』『こ・・・・　これは・・・・』

１５
『私の異能は「影」』『時に「遮影」となってあらゆる攻撃を遮り時に「斬影」となってすべてを截断する』

『そ・・そういえば兄殻聞いたことがあるぞ』『まさか　お前・・・・』

『かつて　「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」で鉄壁の護りを誇ったという「影」の使い手』『守護神・・・・　麗艶の「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」か！？』

『・・・・そんな風に呼ばれていた頃もあったな』『だが私の護るべきものはもはや「Ｒｅ−ＣＯＤＥ」にはない・・・・』

１６
『これを先に言えこの裏切り者！！　キサマの首こそ最高の土産！！　大人しくオレ様に殺され・・・・』

１７
『・・・・　｜　・・・・は』

『はははは！！　斬れてねーぞ！！　｜　守護神！！　実体のねえ「影」じゃ攻撃はムダ・・・・』

『・・・・え！？　「影」が斬れ・・・・』

『なっ！？』

１８
『キ・・キサマ　オレ様に何を・・・・』
『「影」と「実体」は表裏一体・・・・　「影」を截断すれば「実体」も截断される』

『私の「影」を防げるものはない』

『ま・・待て』『じゃあ　オレ様は・・・・』

『あ・・あんな風にーーー・・』

『目には目を』
『具・・・・』

『ぐっ・・・・　｜　ああ・・・・』
『歯には歯を』

１９
『悪には報いの遺影を』

２０
『私は自分の所業をなかったことにしようとは思わない・・・・　｜　いつか私も報いを受けるだろうお前と同じように』『だからこそ　その最期（とき）がくるまで　この眼に映るすべての人を「影」となって護り抜く』

『と・・刻（トキ）君　王子殿』

『私はその為に「コード：ブレイカー」になったのだから』
贖罪の滅私奉公！！　「イスカリオテのユダ」に堕ちた理由は未だ語らず

ｎｅｘｔ：仮面舞踏会の夜の夢・・！！
ｔｏ　ｂｅ　ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ